多汗症・わきボトックス注射

わきボトックス注射とは

わきボトックス注射とはわきボトックス注射は、わきの発汗作用を抑えるのに効果的な治療です。

ボトックスで脇汗を抑えると、脇汗の匂いだけではなく、多汗症による汗じみの改善もできます。
特に汗に関するお悩みは、ホルモンバランスが崩れやすい女性の患者様に多く見られ、「服の汗ジミ」や「脇汗の匂い」などの症状でご来院されます。

このわきボトックス注射は、通常より細い針で数か所に薬を注入するだけなので15分ほどで施術が終わり、通常通り生活が可能です。効果は最大6ヶ月で、季節ごとに1~2回の注射をおすすめしています。

多汗症のボトックス注射の効果

多汗症のボトックス注射の効果一般的に汗は「エクリン汗腺」から出る分泌物で、このエクリン汗腺によって脇汗が出ます。
わきボトックス注射で、エクリン汗腺の働きを抑制して汗の分泌を減らすことができます。
汗の分泌が抑えられると、服の脇部分にできる汗シミや、汗のにおいの軽減につながります。

ワキガボトックス注射の効果

ワキガボトックス注射の効果

  • ワキガの原因と言われている「アポクリン腺」から出る汗は実は無臭で、表皮の常在菌に分解されることで汗が臭くなります。
  • ワキガ治療は、アポクリン腺を直接除去する「外科手術」と、「ボトックス注射」で臭いの元となる汗を抑える治療法があります。
  • アポクリン汗腺を除去する手術は、根治治療として効果は高いですが、ダウンタイムがあります。傷跡や色素沈着だけでなく、感染や出血、血腫など手術による合併症を起こすリスクもあります。
  • 手術に抵抗がある方は、リスクも少なく短時間で治療ができるボトックス注射がおすすめです。
  • ボトックスの毒素でエクリン汗腺の神経をブロックすることで、発汗を抑えることが出来ます。

このように、一時的にはなりますが、汗の分泌量を減らすことで臭いの改善にも効果が期待できます。

こんな方におすすめです

こんな方におすすめです

  • 脇汗が気になって好きな服を着ることが出来ない
  • 傷跡が残らない方法でワキガや多汗症を治療したい
  • 手汗をかきやすい
  • 脇汗の量が多く何度も制汗剤を使用する
  • 汗で足が蒸れて臭くなる

汗が止まるメカニズム

交感神経から汗腺へ汗を出すように指示する伝達物質「アセチルコリン」が働くことで汗をかきます。
ボトックス(ボツリヌス・トキシン)には、「アセチルコリン」の分泌を抑制させる作用があるので、脇に直接注入することで、発汗の指示が届かなくなり発汗を軽減させる事ができます。

わきボトックスのリスクと副作用

内出血 まれに、内出血が出ることがありますがすぐに消えるので心配ありません。
腫れ・倦怠感 注入部分の腫れ、倦怠感などの症状が出る可能性があります。
妊娠中・授乳中 授乳中の方は施術をお断りしています。
その他 ボトックス投与後は、男女ともに避妊をしていただく必要があります。
女性は2カ月間、または2回の月経が過ぎるまでは必ず避妊してください。
男性は3カ月間、必ず避妊してください。

費用

※初回時、半年以内リピーター様価格

アラガン

わきボトックス 両側 77,000円

ボツラックス

わきボトックス 両側 66,000円

※原発性多汗症のボトックスは保険適応となります。

ボトックスよくある質問

わきボトックス注射はどうして汗がとまるのですか?

ボトックスには、汗腺から汗を出させる神経伝達を麻痺させる作用があるので、発汗を抑えることが出来ます。
発汗させる神経の伝達を抑えることで、汗腺からの汗の分泌量を軽減することが出来ます。また、発汗が抑えられることで汗の量だけではなく、汗の臭いの改善にも効果的です。

痛みに弱いのですが、麻酔などありますか?

通常よりも細い針で注入しますが、初めての方や痛みに弱く不安な方は、痛みを軽減するために「麻酔クリーム」などをオプションでつけることができます。

わきボトックスの注射後は通常に生活できますか?

通常に生活することは可能ですが、投与当日は注入部分のマッサージや激しい運動、飲酒を控える必要があります。

効果はいつ実感できますか?

個人差はありますが、2~3日で効果を実感される方が多いです。

わきボトックスの効果はどのくらい持続しますか?

個人差がありますが、持続期間は4~9カ月程度です。

定期的な注射治療が必要ですか?

発汗の抑制効果の持続期間は人それぞれ違いますが、効果を継続させるには、年に1、2回の治療を受けなくてはなりません。
また、汗をかくことが多い夏に発汗を抑えたい場合は、夏前にボトックス注射を打つなど、発汗を抑える時期を医師と相談してボトックス注射をしましょう。

副作用はありますか?

ダウンタイムはほぼなく、まれに腫れや内出血など現れますがすぐに消失します。